2400万台!「あつもり」効果で任天堂がスイッチ販売数上方修正
任天堂は5日、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の2020年度の販売台数目標を期初予想から500万台増の2400万台(前期比14・1%増)に上方修正すると発表した。巣ごもり需要や3月発売の同ゲーム機向けソフトウエア「あつまれ どうぶつの森」の販売好調が寄与する。
コロナ禍でスイッチの部品調達などに影響が出ていたが「生産は回復している」(古川俊太郎社長)とし、中国、ベトナムに続き今夏からマレーシアでも生産を始めた。
年末商戦に向け、ソニーなど競合の新型ゲーム機発売が続くが「当社ビジネスに直接的な影響はそれほどない」(同)。
同日、21年3月期の連結業績予想を上方修正した。当期利益は期初予想比1000億円増の3000億円(同16・0%増)と、過去最高を見込む。
日刊工業新聞2020年11月6日