「PS5」発売日が決定!2020年のゲーム商戦、何を選ぶ?

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ソニーのゲーム子会社が11月に発売するプレイステーション5とコントローラー(ソニー・インタラクティブエンタテインメント提供)

年末のゲーム商戦の主役が出そろった。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE、東京都港区)は17日、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」などを11月12日から順次発売すると発表した。同時期には米マイクロソフトが「Xbox」で7年ぶりの新機種全2モデルを投入予定。任天堂は好調の「ニンテンドースイッチ」で4度目の年末商戦を迎え撃つ。(国広伽奈子)

7カ国で先行

SIEはウェブ開催の発表会で、PS5の発売時期や価格などの詳細を明らかにした。PS5は消費税抜き希望小売価格が4万9980円。ディスクドライブ非搭載の「PS5デジタル・エディション」は同3万9980円。日本や米国など7カ国で先行販売し、11月19日に欧州や中東などでも発売予定だ。

マイクロソフトは11月10日にXbox新機種2モデルを全世界で発売する。上位機種の「シリーズX」は消費税抜き参考価格が4万9980円。歴代最小の「シリーズS」は3万2980円だ。

米マイクロソフトが発売する家庭用ゲーム機「Xbox」の「シリーズS=右」と「シリーズX」(同社提供=時事)

選択肢の用意

各社とも好みに応じて最適な本体機器を選べる点を強調している。PS5のディスクドライブ非搭載モデルの投入は、ゲームソフトのダウンロード購入の利用増加が背景にある。XboxシリーズSは、価格と手軽さで購入者の裾野の拡大を狙っている。

選択肢の用意は、任天堂も19年に携帯専用モデル「ニンテンドースイッチライト」を発売して対応済みだ。同製品の投入は新規層の開拓やニンテンドースイッチ購入者の追加購入につながった。

人気作品強み

ニンテンドースイッチは販売台数が累計6000万台(6月末時点)を超え、今夏の商戦も勢いが持続。「計画に対して順調に推移している」(古川俊太郎社長)。ゲームやサービスの利用に必要な有料・無料会員の登録数も伸びており、製品ライフサイクルの長期化に向けた取り組みに今後も力を注ぐ方針を示している。

ゲーム雑誌「ファミ通」を手がけるカドカワゲームリンケージ(東京都文京区)によると、2020年上半期(19年12月30―20年6月28日)の国内のゲーム機市場は前年同期比約20%増の約793億円。人気作品「あつまれどうぶつの森」の投入で、ニンテンドースイッチの推定販売台数(同ライトを含む)が同約80%増の約267万台と伸長した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ゲームはコミュニケーションや情報発信のツールとしても多くの注目を浴びている。

盤石の体制を築いた人気機種に、各社期待の新製品が挑む年末商戦は大いに盛り上がりそうだ。

日刊工業新聞2020年9月18日

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