電動モビリティー販売で事業再構築、永光自動車が「EVラボ」開設

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来月5日に開設する「EVラボ」のイメージ

永光自動車工業(千葉市若葉区、木俣博光社長)は、電動モビリティーの販売事業に参入する。5月5日に同社敷地内にショールーム「EVラボ」を開き、国内6社・16商品の販売を始める。修理やアフターメンテナンスなどで技術を蓄積し、将来は電動モビリティーメーカーなどとの共同開発につなげる方針だ。

ショールーム「EVラボ」は1階建てで、延べ床面積は約100平方メートル。新型コロナウイルス感染症対策のため、人工知能(AI)を搭載したロボットと、450インチと200インチの液晶ディスプレーを置く無人ショールームとした。ショールーム前のゴムの舗装路で試運転が可能。

ブレイズ(名古屋市中川区)やビークルファン(東京都江戸川区)など取り扱う商品は木俣社長が実際に確認して選んだという。木俣社長は「特種用途自動車(特種車)の製造を手がける我々が自信を持って勧められる国産車を取り扱う」としている。

電動モビリティーはMaaS(乗り物のサービス化)におけるラストワンマイル(目的地までの最後の区間)で使用し、観光や物流業界で活用が期待される。電動モビリティーを活用した新しい生活スタイルを提案して販路拡大に結び付ける。

永光自動車工業は2019年秋の台風と大雨で本社が被災したほか、コロナ禍の中でエックス線(X線)車や観光バスなどの特種車の受注が伸び悩んだ。事業を再構築するため、市場の拡大が期待できる電動モビリティーの販売を始める。

日刊工業新聞2021年4月19日

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