NECの「オンデマンド行動検出」技術、数秒で類似行動を高精度に

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「オンデマンド行動検出」の概要(同社発表資料から)

NECは、行動のサンプルを数秒の映像として与えるだけで、ライブカメラの映像や映像アーカイブ(保存記録)の中から、類似の行動を簡単に見つけ出す「オンデマンド行動検出」技術を開発した。サンプル映像に映っている人物の骨格構造を推定し、その骨格の変化をライブカメラの映像や映像アーカイブ内の動作と比較することで、類似する行動を高精度に検出する。

一般的な映像検索技術とは異なり、見つけたい行動を事前に定義して人工知能(AI)に学習させる手間が不要。対象となる行動が映っている数秒の映像をサンプルとして与えるだけで類似行動を検出できる。

この技術を活用することで、うずくまりや倒れこみなど、支援や介助が求められる行動や動作を商業施設などに設置されたカメラの映像などからリアルタイムに検出。施設の管理者が速やかに現場に駆け付けたり、救急通報を行ったりできる。コロナ対策で急速に関心が高まっている、アルコール消毒をする動作の把握にも応用できる。

被写体の向きや大きさが異なっても、類似の行動の検出が可能。カメラに向かってボールを投げるなど、向きが異なる動作でも検出できる。これにより、人物とカメラの位置関係を固定化することが難しい場合でも、目的の行動を検出する。

日刊工業新聞2021年4月7日

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