ユーグレナ・セイコーエプソン・NEC、東大とバイオマスプラスチック開発でコンソーシアム

  • 0
  • 1
パラレジンを使った製品サンプル

ユーグレナ、セイコーエプソン、NECは29日、東京大学の岩田忠久教授と共同で、バイオマスプラスチックの技術開発を行うコンソーシアム「パラレジンジャパン」を設立したと発表した。微細藻類「ミドリムシ」の特有成分であるパラミロンを使ったバイオマスプラスチックの一つ「パラレジン」の技術開発・普及を推進し、循環型経済の実現に寄与する。2030年に年間20万トン規模のバイオマスプラスチックを供給することを目指す。

パラレジンジャパンには計13社・団体が参加した。同コンソーシアムは古紙や食物かすなどのセルロースを酵素糖化技術により分解した糖化物を栄養分としてミドリムシを培養する。環境負荷となる廃棄物を活用した非可食バイオマスプラスチックによる資源循環システムを構築する。

同システムの構築に向け、3社は幹事企業として、パラレジンの製品化までの各ステップの規格化を行う。エプソンは古紙など廃棄物を糖化するプロセスを、ユーグレナはミドリムシの培養とパラミロンの抽出・精製のプロセスを規格化。NECはパラミロンを加工して複合材料化し、パラレジンを製品化・リサイクル化するプロセスを規格化する。

政府は、2030年までにバイオマスプラチックを約200万トン導入する目標を掲げている。

都内で開いた会見で、ユーグレナの出雲充社長は「できるだけ前倒しで達成できるように、ミドリムシの大量培養技術を核としてコンソーシアムに貢献していきたい」と述べた。

日刊工業新聞2021年3月30日

関連する記事はこちら

特集