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ユーグレナが国際規格適合の「バイオジェット燃料」完成、年内にフライト実現へ
ユーグレナは15日、微細藻類「ユーグレナ」由来で国際規格に適合したバイオジェット燃料が完成したと発表した。米シェブロンラマスグローバル(CLG)と米アプライドリサーチアソシエイツ(ARA)が共同開発した燃料製造技術を採用した。年内に同燃料を使用したフライト実現に向け、航空運送事業者らと調整を進める。
今回完成した燃料はユーグレナ油脂や使用済み食用油などを原料とする。ユーグレナが横浜市鶴見区に建設したバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントで、国際規格「ASTM D7566Annex6規格」に適合した燃料の製造に成功した。同規格に適合したバイオジェット燃料は世界で初めてという。
ユーグレナは2018年に約60億円を投じて実証プラントを建設した。25年には年間25万キロリットルを製造できる商業プラントの完成を計画している。
世界のバイオジェット燃料市場は、25年に1兆円(18年推計で10億円)になると予想される。日本でも20年に海外産のバイオジェット燃料を使ったフライトが実現している。
日刊工業新聞2021年3月16日