初の自治体主導の宇宙ビジネス、福井の人工衛星「すいせん」が打ち上げ成功
福井県の産学官連携プロジェクトの超小型人工衛星「すいせん」が22日、ロシアの宇宙ロケットで宇宙に打ち上げられた。高度600キロメートルで地球軌道を周回する。
衛星画像データを防災や観光に活用する情報システムの販売を計画中。福井県の杉本達治知事をはじめ関係者らはインターネット映像で、カザフスタンの基地からのロケット発射を見守り、打ち上げに拍手を送った。
自治体主導で宇宙ビジネスに取り組む国内初の事例。機体は東京大学発ベンチャー、アクセルスペース(AS、東京都中央区)の100キログラム級仕様で、製作に地域企業が参画した。
日刊工業新聞2021年3月23日