アクセルスペースが来年3月打ち上げ予定の衛星公開、量産技術の確立目指す

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クリーンルーム内に置かれた人工衛星

宇宙ベンチャーのアクセルスペース(東京都中央区、中村友哉最高経営責任者〈CEO〉、03・4405・5085)は、2021年3月20日に打ち上げ予定の4機の超小型衛星を公開した。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアの大型ロケット「ソユーズ」で打ち上げ、高度600キロメートルで超小型衛星を軌道に投入する。複数の同型衛星を一度に打ち上げる事例は国内初という。人工衛星の量産化に向けた製造や打ち上げに弾みが付くと期待される。

アクセルスペースは多数の超小型衛星を使い、世界各地を高頻度で観測する次世代の地球観測プラットフォームの構築を進めている。18年に初号機を打ち上げ、2週間に1度観測を行ってきた。今回、4機の超小型人工衛星を打ち上げ5機体制になると、日本を含む中緯度地域では1.4日に1度の観測が可能になる。高頻度で地球観測ができれば、農業利用や事故・災害時での応用などに向け、詳細な衛星データを提供できると期待される。

衛星の量産を進めるに当たり、デジタル変革(DX)などを活用して製造工程やコスト、製造時間などのデータを取得した。今後、世界各国の衛星の製造を受託し、人工知能(AI)なども使いながら“デジタル量産技術”の確立を目指す。

日刊工業新聞2020年11月27日

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