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リコー、裸眼で立体映像を全方位から見せる装置を開発!

リコーは、現実空間に全方位映像を映し出せる投影装置を開発した。装置の真下から上に向けて光を投射し、独自開発の特殊な回転スクリーンに当たった光の残像で立体化させた映像を表示できる。月内に協業先の探索を始める。2022年度に実用化を目指す。

現時点では、直径200ミリ×高さ250ミリメートルの人の頭程度のサイズで、立体映像のカラー動画表示できる(イメージ)。従来は特殊な眼鏡や、専用のヘッドセットを通して立体映像を見るのが主だったが、リコーの装置は全方位から裸眼で立体映像を見ることが可能。小売店やショールーム、展示会での活用のほか、リモート会議や立体構造物のシミュレーション、教育分野における立体構造把握支援など、幅広い用途を想定している。

同装置は、リコーの新事業創出に向けたプログラムに参加する社内チームが開発した。

日刊工業新聞2021年3月12日

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