「ヤリス」月間2万台超え首位、新車販売は半導体不足で不透明に
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた2月の車名別新車販売によると、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が首位だった。2020年2月に発売し、6カ月連続で首位を維持した。2月の全体の新車販売台数は5カ月連続で増加したが、半導体不足に伴う自動車の減産など不透明感もあり、販売への影響が懸念される。
ヤリスの派生車として20年8月に発売したスポーツ多目的車(SUV)「ヤリスクロス」も好調な販売を支えた。登録車では8カ月連続で首位だった。
2位はホンダの軽自動車「N―BOX」。軽では15カ月連続で首位となった。20年12月末に一部改良し、安全運転支援システムなどを充実させた。3位はスズキの軽「スペーシア」、4位はダイハツ工業の軽「タント」、5位はトヨタの小型車「ルーミー」が続いた。6位の日産自動車の軽「ルークス」は1月の9位から順位を上げた。