電気量・水量を自動で調整!“ゆでそばロボ”のノウハウ生かした「ゆで麺機省エネシステム」
コネクテッドロボティクスが開発
コネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長、03・4520・5786)は、後付け可能なゆで麺機省エネルギーシステムを外食店向けに開発した。既存のゆで麺機に取り付け、来客数や稼働率に応じて電気量と水量を自動調整できるようになる。電気代と水道代合計で、月2万5000円程度の削減効果が期待できるという。
コロナ禍で外食店の多くは売り上げが激減。一方で持ち帰り業態へのシフトや昼食時間帯の集中販売により、効率経営が急務となっていることを追い風に売り込む。
実証実験のモニター企業を計10社募集。ゆで麺機は電気式が基本だが、ガス式や電磁誘導加熱(IH)式向けも今後研究する。モニター企業のゆで麺機に応じてカスタマイズ設計し、実際の稼働で効果を確かめた後、今夏をめどに商品化する。レンタル方式で、消費税抜きの料金は年20万円を予定する。
同社は2020年3月からJR東日本の東小金井駅(東京都小金井市)のそば店で、そばゆでロボットを実験し、改良を続けている。今回のシステムもそばゆでロボットなどで培った知見を基に開発した。
日刊工業新聞2020年2月26日