THKとファナックがIoTサービスで協業、顧客の生産性向上へデータ活用提案

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オムニエッジは機械要素部品の状態を「見える化」し故障予測につなげている

THKは機械要素部品の状態を把握するIoT(モノのインターネット)サービスでファナックと協業する。4月からファナックの製造業向けIoT基盤に同サービスを連携。THKのサービスで集めた直動機器やボールネジのデータと、ファナックのIoT基盤で管理する工作機械の数値制御(NC)装置やロボットコントローラーなどのデータを組み合わせられるようにする。機械の故障予測だけではなく、顧客の生産性向上につながるデータ活用を実現する。

THKのIoTサービス「オムニエッジ」と、ファナックのIoT基盤「フィールドシステム」を連携する。

オムニエッジは現在、THKの社内外にある約1000台の機械とつながる。機械に組み込まれた直動機器やボールネジなどの要素部品にセンサーを取り付け、状態を見える化。機械の故障予測につなげている。

将来は集めたデータを故障予測だけでなく、顧客の生産性向上のためにも役立てていくことを構想している。その実現には、より大規模なIoT基盤との連携が必要と判断し、フィールドシステムとの連携を決めた。

具体的には、工場の現場でフィールドシステムを動作させるためのファナック製の産業用パソコン(IPC)に、オムニエッジのアプリケーション(応用ソフト)をダウンロード。同IPC1台で最大90種類の要素部品の情報を取りまとめられるようにする。

IoTは概念実証(PoC)から大規模な本格利用の段階へと移行している。機械部品メーカーが提供するIoTサービスと、工作機械メーカーなどが展開する大規模なIoT基盤の連携の輪は今後も拡大しそうだ。

日刊工業新聞2021年2月17日

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