ファイザー製ワクチンに対応!-70℃以下の超低温冷凍コンテナ、月50万円でレンタル

ワコーパレットが開始

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レンタルを始めるマイナス70℃の超低温冷凍コンテナ

ワコーパレット(大阪市西区、羽山謙造社長)は、4月末をめどに米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの輸送・保管に対応できるマイナス70度C以下の超低温冷凍コンテナのレンタルと販売を始める。国内で2月中旬にも始まるワクチン接種が本格化するのに伴い、大量のワクチンを輸送・保管する需要が生まれると見込む。国内でマイナス70度C以下の冷凍に対応するコンテナの貸し出しは初めてと見られる。

コンテナ1台の貸出価格は月50万円(消費税抜き)、販売価格は1000万円(同)。コンテナは20フィートサイズで最大積載量約20トン。中国のコンテナ大手、チャイナ・インターナショナル・マリン・コンテナズ(CIMC)製。ワコーパレットは4月末に1台をレンタル用として導入し、需要に応じて追加生産を依頼する。

政府は米ファイザー、英アストラゼネカ、米モデルナからワクチン供給を受けるが、特に保管条件が厳しいファイザー製はマイナス70度C前後の環境が必要。厚生労働省は倉庫や接種施設では超低温冷凍庫、輸送時はドライアイスを充填した専用箱を使う輸送・保管の方法を公表している。

これに対しワコーパレットは、大量の輸送・保管が可能な冷凍コンテナがあれば、接種が本格化して流通量が増加した場合に、ワクチンの流通を効率化できると見込んでいる。

同社はすでに医薬品卸会社から、ワクチン保管用にマイナス30度C対応の低温冷凍保管コンテナを複数台受注済み。今後、マイナス70度C対応コンテナの需要動向を探り事業展開を進める。

日刊工業新聞2020年2月8日

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