帝人が豪社と自動運転プラットフォームを開発、EV実用化へ

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自動運転対応多目的プラットフォーム「ブランク・ロボット」

帝人は2日、自動運転に対応した多目的プラットフォーム「ブランク・ロボット」を、豪アプライドEV(ビクトリア州、AEV)と共同開発したと発表した。バッテリーやモーター、ブレーキ、走行を管理する電子制御ユニットなどを内蔵しており、車体を搭載して自動走行できる。2022年後半をめどに、ブランク・ロボットを用いた電気自動車(EV)の実用化を目指す。運送や医療、一般交通など幅広い用途を見込む。

AEVが持つセンシングや通信などの技術を組み込んだ。トップカバーには、帝人子会社の米コンチネンタル・ストラクチュアル・プラスチックスが製造する、熱硬化性樹脂をガラス繊維と組み合わせた成形材料(GF―SMC)を用いた。アルミ製トップカバーと比べ、約20%の軽量化などを実現した。

金属では成形困難な薄肉で複雑な形状を、約3分で成形する。シール性を確保し、自動走行に必要な機能を、水や熱から保護するのに役立つほか、寸法安定性にも優れているとしている。

帝人は19年、アプライドEVの前身であるAEVロボティクスと、低速EVの軽量化に向けた共同開発契約を締結。その成果を活用し、ブランク・ロボットを開発した。

日刊工業新聞2021年2月3日

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