昨年の日系自動車メーカーの世界生産は18%減、下支えしたトヨタの「中国車」

「ワイルドランダー」が好調

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中国で販売するトヨタの「ワイルドランダー」(広汽トヨタ公式サイトより)

乗用車メーカー8社がまとめた2020年の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年比17・9%減の2282万5343台となり、2年連続で前年実績を下回った。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により2ケタの大幅減となった。21年は中国や米国が回復基調にあるものの、新型コロナに加え半導体不足による減産の影響が懸念されており、自動車市場の見通しに不透明感が漂う。

海外生産は同18・7%減の1511万496台。米国では日産自動車が同43・5%減の43万1048台、ホンダが同19・8%減の96万6448台、トヨタ自動車も同16・0%減の100万3753台と前年を下回った。欧州ではトヨタが同12・9%減の67万6872台。ロックダウン(都市封鎖)の影響を受けたインドではスズキが同17・3%減の135万767台。

一方で、生産活動がいち早く再開した中国が下支えした。トヨタはスポーツ多目的車(SUV)「ワイルドランダー」などの新型車効果で同9・5%増の153万7670台、ホンダもSUV「CR―V」などが堅調で同5・0%増の164万4891台だった。国内生産は同16・3%減の771万4847台で東日本大震災があった11年並みの低水準だった。

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