愛三工業がドローンのハイブリッド技術を生かし電動車の部品提案へ

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ドローンが飛び交う未来(写真は経済産業省提供、イメージ)

【名古屋】愛三工業は2021年度から、自動車メーカーなどに電動車に搭載する電動化対応部品の提案を本格化する。ハイブリッドシステムの飛行ロボット(ドローン)「ハイブリッドドローン=写真」の開発設計を通じて磨いてきた知見やノウハウを活用。ハイブリッドシステムを構成する発電機やインバーターなど、まずはハイブリッド車(HV)向け部品を想定する。25年度に予定する次世代電動車への採用を目指す。

ハイブリッドドローンの開発には、18年度から着手。積載量や航続時間などの基本性能が高まり「試作機ができて飛行できるレベルまで来た」(野村得之社長)。同ドローン開発で培ってきた知見やノウハウを生かし、自動車メーカーのニーズに合わせ、電動化対応部品を提案する。

愛三工業はスロットルボディーや燃料ポンプモジュールなどを得意とする。30年を見据え、経営ビジョン「VISION2030 この手で笑顔の未来を」を策定した。事業活動を通じて国連の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みに力を入れる。モビリティ事業では脱炭素社会の実現に向け、環境技術を生かした製品開発に取り組む考え。電動化対応製品の提案もその一環で進める。今後、中期経営計画などで施策を具体化する。

日刊工業新聞2021年1月25日

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