トヨタの新型FCV「ミライ」に採用された高圧水素供給バルブの実力
ジェイテクトが供給
ジェイテクトは、新開発の高圧水素供給バルブと減圧弁が、トヨタ自動車が2020年12月に発売した燃料電池車(FCV)の新型「MIRAI(ミライ)」に採用された。部品点数を削減するなど小型軽量化し、同時に水素供給量を増やして性能向上を両立した。
採用されたのは燃料となる高圧水素を供給し、高圧水素を燃料電池側で利用できる圧力まで減圧する部品。スマート設計で部品点数を約30%削減し、スマート工法により製造しやすくした。水素供給量は従来製品に比べて、高圧水素供給バルブが43%増加、減圧弁が21%増加しており、性能も高めている。
日刊工業新聞2021年1月20日