大阪メトロが関西万博で「レベル4」の自動運転バス導入へ

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自動運転バスは湾岸エリアなどで実証実験を行ってきた

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、2025年度大阪・関西万博の輸送手段として導入を検討している自動運転バスについて、一定の条件下で自動運転可能な「レベル3」から、高度運転自動化の「レベル4」に変更する。これに伴い、20年度に会場予定地の夢洲(ゆめしま)など4路線で計画していた実用化の運行時期を先送りする。

技術課題をクリアし、運行エリアなど各種認可を取得するためのスケジュールを見直すことで「万博までに市内での実用化が難しい状況」(河井英明大阪メトロ社長)。24年度に目標としていた20路線への拡大線区も再検討する方針。

レベル3は一定条件下で運転操作をシステム側が行うが、緊急時には運転手が運転操作を担う。レベル4では、緊急時でもシステム側が自動運転の主体となる。限定領域内での走行となり、特定のエリア内で走行するバスやタクシーなどに導入が進むとみられる。

国内のバス業界でレベル4を目指す動きが広がる中、大阪メトロも当初計画を修正することにした。同社の25年度までの中期経営計画では、予約状況に合わせた最適ルートで運行する「オンデマンドバス」にも自動運転バスを検討している。

大阪メトロは自動運転バスの実用化を目指し、大阪市北区の「グランフロント大阪」周辺と湾岸エリアの夢洲、舞洲で自動運転バスの実証実験を実施してきた。

日刊工業新聞2021年1月22日

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