川崎重工が液化水素を1万㎥貯めるタンクを設計、発電やFCVで高まる需要に応える

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川崎重工の球形液化水素貯蔵タンクのイメージ(川崎重工提供)

川崎重工業は液化水素の貯蔵容量が1万立方メートルの球形タンクの基本設計を完了した。マイナス253度Cで体積を800分1に減らした大量の液化水素を長期間ためるのに利用する。発電のほか燃料電池車(FCV)の普及で水素の需要が高まる見込みで、産業ガス事業者やエネルギー事業者などに提案する。

二つのタンクを重ねた構造で、タンク同士の間に設けた真空層で外気温による熱伝導を遮る。入熱量を抑える形状である球形を採用した。液化水素は液化天然ガス(LNG)と比べて熱の影響を10倍以上受けやすく、気化ガスが発生するのを抑制する。貯蔵できる水素の容量は質量換算で約710トンとなる。

日刊工業新聞2021年1月18日

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