花王と京大が「おむつリサイクル」を推進、炭素素材に加工し植物育成

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メリーズのおむつ(イメージ)

花王と京都大学は、構築した使用済み紙おむつのリサイクルシステムについて、愛媛県西条市で実証実験を開始した。使用済み紙おむつを回収前に炭素へと変換する。炭素を回収、炭素素材に加工し、空気・水の浄化や植物の育成促進などに活用する。焼却するおむつの量を減らすことで二酸化炭素の排出量を減らし、環境負荷低減に貢献する。

西条市の保育施設1カ所に紙おむつ「メリーズ」を提供し、使用済みを回収する。当面は既存のおむつ処理装置を使う。まずはゴミの量や作業量など現場における運用面の課題を確認する。

今後は、低温反応で使用済みおむつを炭素化できる装置を開発し、おむつ処理装置と置き換える計画だ。短時間で効率的に、粉末状の炭素に変換できるようにする。殺菌・消臭しながら体積を減らせるという。衛生面の課題を解決し、回収頻度も減らせる。

同時に、炭素化した使用済み紙おむつの活用方法についても、研究技術開発を進める。

「使用済み紙おむつ炭素化リサイクルシステム」とその他のリサイクル(京大の発表資料から)

日刊工業新聞2020年1月18日

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花王 京都大学

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