「ラグビーで花園も経験」。伊藤忠の新社長、石井氏はどんな人?

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石井次期社長(左)と鈴木社長

伊藤忠商事は13日、4月1日付で石井敬太専務執行役員(60)が社長最高執行責任者(COO)に就く人事を発表した。鈴木善久社長COO(65)は代表権のない副会長に就く。岡藤正広会長最高経営責任者(CEO、71)は留任する。オンライン会見で石井氏は「これまでの知見と経験を生かし、無数の使命を持っている(自社の)商人たちの陣頭指揮を執りたい」と意気込んだ。

鈴木氏は2018年、社長に就任。消費者関連の新ビジネスを担う事業本部「第8カンパニー」の発足や、ファミリーマートの非公開化などを進めた。石井氏は「マーケットインの発想でビジネスモデルを進化させたい」と述べた。

【略歴】石井敬太氏 83年(昭58)早大法卒、同年伊藤忠商事入社。14年執行役員、17年常務執行役員、20年専務執行役員。東京都出身。

素顔/伊藤忠商事社長に就任する石井敬太(いしい・けいた)氏 自ら動き、チームを一つに

2020年末、岡藤正広会長から呼び出され、社長就任を打診された。長く歩んだ化学品部門は地味な分野であるとし「全く考えたことがなく、頭が真っ白になった」と振り返る。

13日発表した21―23年度の中期経営計画の骨子には持続可能な開発目標(SDGs)への貢献、取り組み強化を挙げた。これまでエネルギー・化学品カンパニープレジデントや電力・環境ソリューション部門長として培ってきたノウハウや幅広い人脈を生かしていく。

学生時代はラグビーに打ち込み花園も経験した。仕事では組織の立て直しに挑むケースも多かったとし「大事なのは魂を一つにし設定した目標が到達可能だと皆で突きつめていくことだ」と強調。「自分が動かなければ誰も動かない。率先して動くことをしてきた」。チームワークを重視しながら課題解決に挑んでいく。趣味はロックからジャズまで音楽鑑賞、食べること、飲むこと。(浅海宏規)

日刊工業新聞2021年1月14日

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