次期戦闘機の開発支援企業に選ればれた米ロッキード・マーチン、日本から何を期待されてる?

  • 0
  • 8
ロッキード・マーチンが中心となって開発した「F35」(同社公式サイトより)

防衛省は2035年に配備開始を目指す次期戦闘機にかかるインテグレーション支援の候補企業に、米ロッキード・マーチンを選定した。候補はほかに米ボーイングと英BAEシステムズがあったが、ロッキードは「F22」や「F35」の第5世代ステルス機の開発実績があり、3社のうち技術的な成熟度が最も高いとして同社を選定した。

ただ、日本側は改修の自由度とわが国主導の開発は譲れないとしており、ロッキードが条件を飲むかが焦点になる。ロッキードのシステムや技術に、米政府が輸出許可を出すかの問題も残る。

次期戦闘機の開発主体は三菱重工業で、ロッキードがこれに技術支援で協力する。日米両軍機に敵戦闘機などの情報を提供するインターオペラビリティーについては「将来のネットワーク構成検討事業」として、21―22年度予算の同省の概算要求に約12億円を計上した。

米国や北大西洋条約機構(NATO)軍が使うデータ通信システム「リンク16」の後継フォーマットを、次世代戦闘機も使えるようにする。僚機間の秘匿データリンクを使った射撃管制システムは、三菱重工と三菱電機が研究している。

ロッキードや米国により「ブラックボックス」化された提供になるのを防ぐため、同省はロッキードを候補企業に決める一方、エンジンやアビオニクス(電子機器)のシステムは引き続き他企業や英国とも協議を続ける方針だ。

キーワード

関連する記事はこちら

特集