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老舗運搬車メーカーの小型クローラローダー、頑丈な足回りで災害時も活躍

老舗運搬車メーカーの小型クローラローダー、頑丈な足回りで災害時も活躍

クローラローダー「WL03」

ウインブルヤマグチ(兵庫県加東市、山口義隆社長、0795・42・1066)は、足回り部分を頑丈な作りにしたクローラローダー「WL03=写真」を2021年4月に発売する。土砂や雪をバケットですくいあげて運搬する小型車両系建設機で、消費税抜きの価格は250万円。初年度40台の販売を目指す。

土木工事や畜産業での普段使いのほか、災害時の土砂やがれき撤去作業にも使える。走行用ベルトがある足回り部分の鉄板を同社従来機比2倍の厚さとし、作業中に障害物へ接触しても壊れにくくした。

さらに顧客の要望に応え、バケットで運べる重さを従来の200キログラムから300キログラムに大型化した。夜間も作業できるよう、発光ダイオード(LED)ライトを搭載した。サイズは長さ2・75×幅1・2×高さ1・41メートル。オフロードの路地といった狭い場所でも使える。

同社は1954年設立の動力運搬車メーカー。農業や土木工事といった現場で、農作物や土砂を運ぶ運搬車を手がける。

日刊工業新聞2020年12月29日

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