シーシーエスが狙う欧州での照明事業拡大、元旦に統括会社を開設へ

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欧州統括会社が入居するオフィスビル(アムステルダム近郊)

シーシーエスは2021年1月1日付でオランダに欧州統括会社「CCSヨーロッパホールディング」を開設する。画像処理検査用発光ダイオード(LED)照明のベルギー販売子会社、同照明メーカーの仏子会社、21年1月1日付で子会社化する英国の照明コントローラーメーカーを一体運営し、開発・製造・販売それぞれで早期シナジーを狙う。欧州事業の売上高を25年12月期に現状比2倍以上の40億円に引き上げる計画。

ベルギー販売子会社CCSヨーロッパは代理店との取引が中心。一方、18年に買収した仏子会社エフィルクスは自動車部品メーカーや電子部品メーカーへの直接販売が主力。

シーシーエスは顧客の生産ラインなどに対し、カメラなどの周辺機器を含めた検査環境構築を提案するソリューション事業を日本市場で軌道に乗せた。同事業を欧州でも推進するため、欧州統括会社が指揮を執る。営業・販売先などの調整も行い、代理店も巻き込む形で同事業を展開し、顧客開拓を進める。

シーシーエス製の照明は顧客の検査用途に応じてカスタマイズし高い精度を実現する一方、納期に2―3カ月かかる場合もある。エフィルクス製はあらかじめ用意した多数のユニットを顧客要望に合わせて組み合わせる形式でシーシーエス製より精度は劣るが、納期は1―2週間と短い。特徴の異なる両社いずれかの製品を顧客ニーズに応じて提案し、商機を広げる。

欧州統括会社は、コントローラーを照明に組み込んだビルトイン型の開発も推進する。また英国と欧州大陸側での輸出入の調整や、一部製品の米国やアジア展開を主導する。


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日刊工業新聞2020年12月23日

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