島津製作所が劣化プラスチック判別システム、期待される用途とは?

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プラスチック劣化評価システム「プラスチックアナライザー」

島津製作所は紫外線や加熱で劣化したプラスチックの種類を判別できるプラスチック劣化評価システム「プラスチックアナライザー」を発売した。電子部品や医薬、食品をはじめ多様な業種の製造工程での混入異物の解析、商品に使うプラスチックの劣化解析などの用途を見込む。海洋汚染の原因の一つであるマイクロプラスチックゴミの分析にも活用できる。消費税抜きの価格は390万円から。年50システムの販売を目指す。

試料から反射、透過した赤外光を検出し、波長から物質の同定、定量、化学構造推定ができる同社製フーリエ変換赤外分光光度計に、紫外線劣化したプラスチックを同定できる新開発のデータベース(DB)などを組み合わせた。

同定はあらかじめ作成したデータと照合して行う。紫外線照射器メーカーの協力を得て、ポリプロピレンなど代表的なプラスチック14種に複数時間紫外線照射して作成した業界初の紫外線劣化プラスチックのDBを搭載した。従来は正常状態と加熱劣化したプラスチックのDBしかなかった。

日刊工業新聞2020年12月16日

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