トヨタ車体がダカールラリー参戦、8連覇の栄冠へ挑む
トヨタ車体は15日、2021年1月3日からサウジアラビアで行われる「ダカールラリー2021サウジアラビア」の参戦概要を発表した(写真)。同社が開発・生産するトヨタ自動車のスポーツ多目的車(SUV)「ランドクルーザー200シリーズ」をベースにしたラリー仕様車2台で、市販車部門に参戦する。広大な砂丘地帯や砂の下に岩盤が隠れた固い道など、約7646キロメートルを走破し8連覇を目指す。
レース車は20年大会に引き続き自動変速機(AT)を採用。社員ドライバーの三浦昂氏は「制御ソフトウエアなどを改良した」と説明し、「最初から持てる力を出していく」と気合を入れる。
ランクルは21年に誕生から70周年を迎える。増井敬二社長は「世界でもっとも過酷と言われる舞台で鍛え、さらに進化させたい」と力を込めた。
日刊工業新聞2020年12月16日