トヨタが若手4人を執行役員に抜擢した狙い

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豊田章男社長

トヨタ自動車は3日、2021年1月1日付の役員人事を発表した。経営の中枢を担える人材育成を目的に、4人の若手幹部を執行役員に登用。豊田章男社長を筆頭に「チーフオフィサー」10人の体制とする。豊田社長と密に連携し、経営課題の解決や会社の全体戦略の策定を推進。事業環境の変化にスピード感を持って臨む。

執行役員は現在の9人から10人の体制となる。新執行役員にはコネクテッドカンパニーのトップである山本圭司氏(59)、工場統括の岡田政道氏(59)、広報や販売を担当する長田准氏(54)、高級車ブランド「レクサス」やスポーツ車を統括する佐藤恒治氏(51)の4人を充てる。

トヨタは次世代の経営幹部を育成するため、若手の重用を進めている。今回も長らく豊田社長を支えてきた河合満氏(72)、寺師茂樹氏(65)、友山茂樹氏(62)が執行役員を退任。「エグゼクティブフェロー」として豊田社長の特命を受け、全社の技術や技能、生産などを統括する役割を担う。寺師氏は取締役を継続する。

トヨタは3人の退任について「若い世代にたすきをつなぎ、豊田社長と若手幹部の関係をさらに深めるのが狙い」としている。

日刊工業新聞2020年12月4日

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