移動式だ!LIXILとトヨタが共同開発したバリアフリー「モバイルトイレ」
LIXILとトヨタ自動車は、移動式のバリアフリートイレ「モバイルトイレ」を共同開発した。箱形のトレーラーの中に多目的トイレが設置され、大型車でけん引すれば、スポーツ大会や祭りなどのイベント会場へ運べる。災害時の仮設トイレにも使える。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の一環として開発したもので、まだ事業化は未定としている。
トレーラーの大きさは、全長5・3メートル、全幅2・5メートル、最高地上高が2・9メートル。車内は車いすが回転できる広さを確保し、手すり付きの大便器のほか、介助者が待機できる前室もある。
第1弾として21、22の両日に横浜市中区で開催される街おこしイベント「横浜北仲フェス」で披露し、実際に車いすの使用者に使ってもらう。「体の不自由な人の行動範囲を広げる手助けをしたい」(LIXIL)としている。