ニュースイッチ

視覚障がい者のそばで支える「AIスーツケース」の仕組み

アルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本IBM、三菱自動車の5社は、人工知能(AI)とロボット技術を組み合わせることで、視覚障がい者が自立して街を移動することを助けるナビゲーションロボット「AIスーツケース=写真」の実証実験を始める。国内の商業施設や公共交通機関、大学構内などで2021年4月30日まで行う。共同運営する「次世代移動支援技術開発コンソーシアム」の取り組みの一環。

AIスーツケースはウエアラブル(装着型)デバイスと、スーツケース型ナビゲーション・ロボットで構成。新型コロナウイルス感染症対応として、センサーなどの情報から人とのソーシャルディスタンスを確保しつつ誘導する機能や、マスク着用時でも映像から知人を認識して円滑な意思疎通を支援する機能を新たに追加した。

日刊工業新聞2020年11月13日

編集部のおすすめ