トヨタの実証都市、最初の住民は360人。章男社長「どこまでも未完成」

来年2月着工、3000人が連携候補として応募

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静岡県裾野市に建設予定のスマートシティー実証都市「ウーブン・シティ」

トヨタ自動車の豊田章男社長は6日、静岡県裾野市の工場跡地に建設予定のスマートシティー実証都市「ウーブン・シティ」について、2021年2月23日に着工すると明らかにした。当初の住民数は360人を予定しており、高齢者や子育て世帯、発明家が対象だという。豊田社長は「都市インフラも含めてモビリティーの未来を作りたい」と話し、プロジェクトの着実な進捗(しんちょく)を示した。

建設地は12月の閉鎖を予定するトヨタ自動車東日本の東富士工場跡地で、富士山のふもとにあるため「2(ふ)2(じ)3(さん)の単純な理由」(豊田社長)で着工日を決めたという。併せて計画内容の一部を説明した。150×150メートルの土地が1区画となり、地上に3本、地下に1本の道を設置。地上の道は自動運転車専用、歩行者専用、歩行者と小型モビリティー混在用で、地下は物流用の自動運転車両走行路とする。また住民に発明家を加えることで、社会課題解決に向けた開発を加速することを狙う。

現在、個人や法人含め3000人が連携候補として応募しているという。豊田社長は「実証試験の場であるウーブン・シティは、どこまでも未完成」とし、「我々の究極の目的は安全なモビリティーを作ることと、人が中心の社会を作ること。多くのパートナーを募集し一緒に作りたい」と力を込めた。

日刊工業新聞2020年11月7日

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