新車販売「ヤリス」が首位、登録車は上位10車種のうち8車種がトヨタだ!
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽協)がまとめた10月の車名別新車販売によると、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」がトップとなった。2カ月連続で首位。一部改良を控えるホンダの軽自動車「N―BOX」は2位、2019年11月に発売したトヨタの小型スポーツ多目的車(SUV)「ライズ」が3位に浮上した。
登録車では新型車などが好調なトヨタが上位10車種のうち8車種を占めた。軽は生産が急回復し、車両供給が安定してきたダイハツ工業が上位10車種のうち4車種が入った。
10月の新車販売は、昨年の消費増税や台風の影響からの反動増、新型コロナウイルスの影響からの回復などで増加した。自販連は「販売店に客足が戻っているようだ」、全軽協は「通常の単月販売の実力値に戻りつつある」と指摘。ただ、足元では新型コロナの感染が再び拡大しており自販連は「どっちに転ぶかは新型コロナ次第。今後の状況を注視する」とした。
日刊工業新聞2020年11月10日