トヨタの通期業績は営業利益8000億円上振れへ、なぜそこまで強い?

「米中の回復+原価低減活動」

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豊田章男社長

トヨタ自動車は6日、2021年3月期連結決算(国際会計基準)業績予想を上方修正し、営業利益が8月公表値比8000億円増の1兆3000億円(前期比45・8%減)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ車の販売が、中国や米国を中心に持ち直したほか、サプライヤーとともに取り組んだ原価低減活動が奏功した。

売上高が同2兆円増の26兆円(同12・9%減)に上振れするほか、各利益段階とも前回予想を大幅に上回る見通しだ。グループ総販売台数(日野自動車、ダイハツ工業含む)も、同32万台増の942万台で着地する見込み。

同日発表した20年4-9月期決算は、営業利益が前年同期比62・8%減の5199億円となった。コロナ禍に伴う外出制限などを受け、新車販売が落ち込んだことが響いた。豊田章男社長は「期初に出していた21年3月期の営業利益(予想)5000億円を4-9月期だけでたたき出したわけだが、これは一朝一夕にできることではない。6カ月の必死な現場の頑張りがあった」と決算を総括した。

日刊工業新聞2020年11月6日

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