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不妊治療への保険適用9割が賛成する実態... 菅内閣の施策を後押し

ファッションや恋愛などを中心にライフスタイル情報を配信するメディアアプリ「LOCARI」を運営するWondershake(東京都目黒区、鈴木仁士社長)は、9日に菅義偉首相が不妊治療の保険適用に言及したことを受け、約500人の女性を対象に「妊活・不妊治療に関するアンケート」を実施し、結果を公開した。

妊活の経験の有無を問う質問では、アンケート回答者の7割以上の回答者が妊活中、妊活をしたことがあると回答し、基礎体温の記録や病院での不妊治療、そして情報収集を主に行っていた。

また、妊活に対してどのようなイメージを持っているかという質問には約9割の回答者が「お金がかかりそう」と答え、続いて「スケジュール管理が大変そう」「体力的負担が大きそう」と答える割合が多かった。

さらに不妊治療で大変なことは「費用の負担」であると回答者の9割以上は考えており、精神的負担や仕事との両立と答える声もあがったが、金銭面での不安感は非常に強いことがわかった。

菅氏の発言にもあった不妊治療の保険適用だが、適用に賛成、やや賛成の意を示した回答は合わせて95%にものぼり、その期待感が示された。

保険適用への賛成意見には「金銭的な負担が軽くなることを強く願っています」「少子化問題の先駆けとして子育て支援関連の制度が充実してくれれば良いと願います」といったものがある一方、「重病や難病の保障を手厚くするほうに保険の予算を使ってほしい」「女性が働きながらいつでも出産子育てできるよう支援を強化することが先決だと思います。」という反対意見も出た。

不妊治療にはかなりの金銭的負担があることは、以前から問題視されていたが、新たに発足した菅内閣がどのような支援を打ち出すか、今後の動向に注目が集まる。

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