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妊活・不妊治療中に在宅やフルフレックスで働くニーズ増加

キャリア支援サービス開始

ファミワン(東京都渋谷区、石川勇介社長)は、妊活・不妊治療中のキャリア支援サービス「ファミワンキャリア」を14日に始める。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、妊活中の女性から在宅やフルフレックスで働く需要が高まっている。柔軟な働き方を実現し、優秀な人材の獲得を目指す企業とマッチングする。初年度は登録利用者3000人、企業100社を見込む。

ファミワンキャリアは正社員や業務委託、スポット案件など、妊活中の女性向けに各企業が提案する多様な働き方を紹介する。利用料は無料。同社による妊活コンシェルジュサービス「ファミワン」などを通じて登録を受け付け、企業選考に進む。

ファミワンは対話アプリケーション(応用ソフト)「LINE」上で、不妊症看護認定看護師や臨床心理士らが相談に応じている。2018年6月の開始から累計登録者は約1万5000人。企業の福利厚生向けにも展開し、19年10月以降の利用者は前年同月比8倍以上で伸びている。

これまでファミワン利用者から仕事の両立に関わる相談が多く寄せられた。治療のスケジュール調整が難しく、退職に至る精神的負担や経済損失が課題とされてきた。ファミワンキャリアを通じて、妊活中の女性を中心に多様なキャリア形成を後押しする。

日刊工業新聞2020年4月14日

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