日立がモノタロウに搬送ロボ400台納入、作業効率3倍に!
日立製作所は25日、MonotaRO(モノタロウ)から兵庫県猪名川町の物流倉庫向けに、小型無人搬送ロボット「ラックル」約400台を含む搬送設備と倉庫制御システムを受注したと発表した。2022年3月の納入を予定。受注金額は明らかにしていない。
日立がロボットなどを納入するのは、モノタロウが兵庫県猪名川町に開設する大型物流倉庫「猪名川ディストリビューションセンター(仮称)」だ。子会社の日立インダストリアルプロダクツ(東京都千代田区)が製造するロボットは、指定の位置まで商品のある棚ごと自動搬送できる。
無人搬送ロボットを活用することで、従来の人手によるピッキング(商品取り出し)作業と比べ、3倍超の作業効率向上を実現するという。
両社は15年から協業関係を築く。19年までに茨城県笠間市の物流倉庫に計260台以上の無人搬送ロボットを納入した実績などがある。
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日刊工業新聞2020年8月26日