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日立がスペイン高速車両を約600億円で受注

日立がスペイン高速車両を約600億円で受注

納入する車両イメージ(同社発表資料から)

日立製作所は12日、カナダのボンバルディアと共同でスペイン向けの高速鉄道車両「フレッチャロッサ1000」23編成を受注したと発表した。受注総額は約8億ユーロ(約998億円)で、そのうち日立分が約600億円になる。2022年9月に納入を始めて、23年3月までに全車両の納入を完了する予定。

今回両社が契約したのはイタリアの鉄道運営会社のトレニタリア。スペインの同社グループ会社に営業最高時速360キロメートルの高速車両を納入して、スペインで運行される。車両は日立のイタリア工場とボンバルディアが協力して設計・製造する。

1編成の全長は約200メートルで、乗車定員が約460人。納入車両は22年から(1)マドリード=バルセロナ(2)マドリード=バレンシア/アリカンテ(3)マドリード=セビリア/マラガをそれぞれ走る計画。


【関連記事】 日立の鉄道事業、「世界基準」探しで日本からイタリアへ重心
日刊工業新聞2020年8月13日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
約3年前、イタリアにある日立の車両工場(ピストイア)に取材に行きました。その時の記事も合わせてお読みください。

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