系列部品メーカーへの支給鋼材価格、トヨタが据え置きへ

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トヨタの高岡工場(愛知県豊田市)の車両組み立てライン

トヨタ自動車は、系列部品メーカーに対して2020年度下期(20年10月―21年3月)に供給する自動車用鋼材(支給材)の価格を、前期(4―9月)から据え置く方針を決めた。据え置きは2期連続。価格選定の基準となる時点での鉄鋼の主原料価格などを踏まえ、決めた。今後の鉄鋼メーカーと大口需要家との価格交渉も、同様の状況を鑑みて進められる可能性が高い。

トヨタの支給材は、半年ごとに価格が見直される。トヨタは調達力を生かし、日本製鉄などの鉄鋼メーカーと交渉した上で鋼材を集中購買し、系列の自動車部品メーカーに割安な価格(支給材価格)で卸している。

日鉄とは、主原料の鉄鉱石・石炭価格や需給などを材料に、半年ごとに交渉する。支給材価格はトヨタと日鉄の交渉をもとに、トヨタが決める。支給材の価格は、取引量の多さから国内鋼材価格の指標で今後の相場に大きく影響する。

今回、主原料のうち鉄鉱石は20年4―9月の契約価格の平均値を、原料炭は同1―6月の契約価格の平均値を参照したとみられる。該当期間の価格は鉄鉱石、原料炭ともに弱含み。

日刊工業新聞2020年8月21日

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