「NーBOX」5割減も1000台差で「ヤリス」の追撃かわし首位
5月の車名別販売
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽協)がまとめた5月の車名別新車販売によると、ホンダの軽自動車「N―BOX」が前年同月比47・6%減と大幅に減少したものの、首位となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の減少の影響を受けたが、6カ月連続で首位を維持した。
2位は2月に「ヴィッツ」から名称変更して全面改良したトヨタ自動車の小型車「ヤリス」で、登録車では2カ月連続のトップ。3位はトヨタの小型スポーツ多目的車(SUV)「ライズ」が前月の11位から大幅にアップした。4位はホンダの小型車「フィット」が続くなど、上位5車種中4車種を登録車が占めた。
今後について自販連は「5月までは営業活動ができない販売店もあったが、徐々に販売店への来場者数が増えてくれれば」と期待を込めた。全軽協も「客足は戻りつつあると聞いている。6月に期待したい」とした。
日刊工業新聞2020年6月5日