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トヨタ、6月も国内の生産調整継続。減産台数は約12万台に

外需低迷
トヨタ、6月も国内の生産調整継続。減産台数は約12万台に

トヨタ自動車東日本岩手工場

トヨタ自動車は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外需要の低迷を受け、6月も国内工場の生産調整を継続する。7工場10ラインを一時停止するほか、3工場5ラインで2交代勤務(2直)体制を1交代勤務(1直)にする。海外では経済活動の制限を緩和する動きが広がるものの、新車需要の回復は遅れると判断した。今回の稼働停止に伴う減産台数は、約12万2000台を見込む。

米国や欧州など主要輸出先で、需要低迷が続くとみて6月の生産調整を決めた。生産子会社のトヨタ自動車東日本(TMEJ、宮城県大衡村)やグループの日野自動車などを含め完成車を手がける全15工場について、6月の各金曜日(4日間)を非稼働日に設定する。

堤工場(愛知県豊田市)や田原工場(同田原市)、TMEJの岩手工場(岩手県金ケ崎町)など、7工場10ラインについては、2日間から最大7日間を稼働停止日とする。併せて、田原工場や日野自の羽村工場(東京都羽村市)など3工場5ラインは、2直体制を取りやめて生産ペースを落とす。

トヨタは5月から国内工場の大幅減産に踏み切り、6月も継続を決めた。減産が長引けば、産業基盤を維持する基準と位置付ける年産300万台以上の維持が厳しくなる可能性もあり、サプライヤーにも影響が広がりそうだ。


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