利益8割減のマツダ、「生産を回復をさせる段階ではない」

主要市場の需要回復時期が見通せず

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マツダの丸本明社長

マツダが14日発表した2020年3月期連結決算は、営業利益が前期比47・0%減の436億円、当期利益が同80・8%減の121億円の大幅な減益だった。新型車の発売やコスト改善効果もあったが、新型コロナウイルス感染拡大前から販売が振るわなかった。新型コロナの影響を見通せず、21年3月期連結業績予想は未定。国内は緊急事態宣言の一部解除が明るい材料だが、主要市場の需要回復時期が見通せず厳しい局面が続く。

20年3月期は新型2車種の投入による販売押し上げを目指したほか、単価の改善、値引きを抑える取り組みなどが効果を上げたが、販売減を補えなかった。

世界販売は当初161万8000台の見通しだったが、前期比9・1%減の約142万台となった。日本は同6%減の20万台、北米は同6%減の39万台。中国では新型コロナ感染拡大の影響で2月以降販売台数が大幅に減り、同14%減の21万台。

3月下旬から4月に本社工場(広島市南区)、防府工場やタイ、メキシコの工場で生産を休止し生産調整を実施した。その後、本社と防府の両工場は5月も一部で生産休止し、生産調整を継続。6月以降は、まずディーラー在庫を減らすことを優先する考え、「生産を回復をさせる段階ではない」(古賀亮取締役専務執行役員)とした。

日刊工業新聞2020年5月15日

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