コンビニのイートインスペースは外から見えなくすれば集客効果アリ?
凸版印刷が実証実験を開始
凸版印刷は、調光フィルム「LC MAGIC」をコンビニエンスストアのイートインスペースに使用する実証実験をニューデイズ東戸塚店(横浜市戸塚区)で始めた。イートインスペースの窓の一部に、ボタンを押すと不透明になる調光フィルムを設置(写真)。簡単な操作で外から見えなくできる。利用客のプライバシー確保が集客にもたらす効果について検証する。3月24日まで実施予定。
ブラインドやロールカーテンと比べて簡単に設置や操作ができるため、開店・閉店作業の負担軽減も期待できる。不透明な状態の調光フィルムに、プロジェクターで広告を投映する用途も想定できる。
凸版は調光フィルムをオフィスの仕切りや車の窓などの用途に提案してきた。実験結果を踏まえ、飲食店などでも採用拡大を目指す。2021年度までに関連受注を含めて売上高約20億円を目指す。
日刊工業新聞2020年1月29日