「茶産地」の縮小止まらず、フェスやツーリズムで活気を!

 エコバイ(東京都港区、日小田知彦社長、03・5422・8772)は、国産茶における「香り緑茶」といった高付加価値化や販路拡大に向けた講演・交流会、情報発信を拡充する。国産茶の産地の継続・活性化を目指す情報交流イベント「国産お茶フェス2020」を2020年1月17、18の両日に東京・有楽町のBASE Qで開く。従来のイベントを衣替えし、茶産地が抱える収益低下や高齢化などの問題をテーマに課題解決を後押しする。

 エコバイは2014年から国産紅茶をメーンテーマにした「和紅茶博覧会」を毎年開催。今回は国産のお茶(緑茶、紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶)全般を対象に茶産地の活性化を目指すイベントにリニューアルする。

 大森正司大妻女子大学名誉教授による講演のほか、国内産地の紹介、お茶を使った料理の発表・試食会、高付加価値化をテーマにしたパネルディスカッションなどを行う。国内の産地からは福岡県、静岡県、高知県、鹿児島県、鳥取県などの20社以上が参加する予定。2日間で前回の2・5倍に当たる500人以上の来場を見込む。

 また、緑茶に酵素やオーガニック素材でフルーティーな香りを引き出す「香り緑茶」の開発が活発化しており、今回のイベントでも多くの茶園が新作を出展する見込み。茶産地の付加価値化につながる動きとして注目されている。

 国内のお茶生産は大手飲料メーカーの生産拡大により増加している一方、全国各地の茶産地の縮小が顕著になっているという。エコバイはお茶フェスを通じて各茶園の観光イベント「お茶ツーリズム」や人材確保のための就農支援なども展開したい考えだ。

日刊工業新聞2019年10月21日

  

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