ネット通販のゴミが減る?段ボール必要なし、そのまま送れる緩衝材

エアボールで包装した製品
 日本包装機械(東京都品川区、井沢京子社長、03・3471・3300)は、段ボールに比べて大幅な省スペース化を実現する独自開発の包装資材「エアボール」と、同資材の自動包装機を2020年初頭に市場投入する。世界的な環境意識が高まる中、簡単包装と省スペース化、最大2分の1のコストダウンができる点を特徴に市場開拓を目指す。

 エアボールは通常のエアーパッキン(気泡緩衝材)に比べて気泡のサイズが大きく衝撃に強い。製品をくるんだ緩衝材をフィルムで包み、端を熱で融着して包装する。自動包装機はフィルムや空気緩衝材のほか、紙の包装も可能。価格は900万円程度を想定する。

 一般的にインターネット通販では、製品をフィルムで包み、段ボールに入れ、段ボールと製品の間に緩衝材を入れる。エアボールを使えば段ボールが不要になり、緩衝材も必要最低限で済む。発送サイズが小さくなるため、トラックへの積載個数を増やせる。「現状に比べ関連コストを2分の1程度に減らせる」(井沢社長)と試算している。

 10月29日から千葉市美浜区の幕張メッセで開かれる包装総合展示会「JAPAN PACK2019(日本包装産業展)」に、エアボールと自動包装機を出展する。

 日本包装機械は主に食品、医薬品、化粧品業界などに使われているフィルム包装機のメーカー。18年10月期の売上高は約18億円。

日刊工業新聞2019年9月26日

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