西友のカレーPB商品が好調、裏に「モニター開発」あり

売上高2年連続15%増

 西友のプライベートブランド(PB)商品で、カレー商品の販売が好調だ。「マッサマンカレー」(消費税抜き150円)や「バターカレー」(同)などのレトルトカレーシリーズが人気で、カレー商品全体の売上高は2年連続で対前年比15%増。同じ味のスナック菓子も投入して、消費者にアピールしている。(文=編集委員・丸山美和)

 西友の食品を中心としたPB商品「みなさまのお墨付き」は約900品目。名前の通り、開発に約130人のモニターがかかわる。開発段階のモニターテストで「すごくおいしい」「おいしい」の上位2評価が70%を超えないと商品化しない。「発売後も1、2年おきに再テストし、不合格なら改良もしくは終売する」(向田崇敬商品開発部カテゴリーマネジメントダイレクター)。

 テストで100%を取った「カカオ70%ビターチョコレート」は、メーカー製のチョコレートより売上高が多く、成果をあげている。評価が偏らないよう、モニターは随時スクリーニングしている。

 レトルトカレーシリーズの訴求のポイントの一つである低価格は、メーカーの協力を得て実現している。カレーの具材は、メーカーが企画開発するナショナルブランド(NB)商品と共同購入して低コスト化。NB商品と一緒に納品してもらい、物流費を削減している。

 4月にはレトルトカレーの味を再現したスナック菓子(同68円)を期間限定で投入した。来店客が「カレーと同じ味の菓子がある」と発見するおもしろさや楽しみを提供するのが狙いという。

 カレーやチョコレート以外でもカフェイン飲料のPBのエナジードリンクなどが人気が出始めており「低価格で品質の良いPB商品を充実して西友のファンを増やす」(同氏)計画だ。

日刊工業新聞2019年7月10日

  

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