熱中症対策ニーズを掴む!キリンビバレッジの一手

営業に資格取得推進

 キリンビバレッジは夏季に向け本格化する熱中症対策ニーズに対応し、2019年から専門資格者によるセミナーなどを通じて関連商品を拡販する。営業担当に熱中症対策アドバイザー資格の取得を広げ、小売店や法人企業、老人ホームなどでセミナーを展開する。また全国各地の小学校に予防の啓発冊子を配布するほか、全国7都市で商品サンプリングを実施する。メーン商品「ソルティライチ」の販売は猛暑だった18年に前年比12%増だったが、19年はこれを上回る伸びを目指す。

 熱中症対策の最盛期は7―8月だが、19年は例年より気温上昇が早まった感がある。これに梅雨の湿度が加わり熱中症の危険度は高まっている。キリンは旬のライチと沖縄海塩を組み合わせたソルティライチをメーンとした熱中症対策商品を展開。今年からマーケティングを強化し、一層の拡販を目指す。

 この一環で、環境省が後押しする官民プロジェクトが主催する熱中症対策アドバイザー資格の取得を推進。すでに営業担当者の74人が取得。早期に100人に増やす。

 資格取得者は小売店の催事売り場を活用し熱中症予防・対策のセミナーを開催したり、自動販売機を設置したりする法人企業や老人ホームで同様のセミナーを開く。これにより対応商品の認知度を高めるとともに販売促進につなげる。

 併せて各地の小学校に熱中症予防啓発と対応商品のPRをまとめた冊子約30万部を今月末までに配布する。これより予防の啓発とともに商品の飲用経験の増加を図る狙いだ。

 また、商品サンプリングは前年の西日本3都市に、東京、さいたま、名古屋、広島を加え全国7都市に拡大。5000本ずつを配布する。「特にソルティライチは“おいしい熱中症対策商品ナンバーワン”を目指し、さまざまな施策を展開する」(同社マーケティング部)としている。

日刊工業新聞2019年6月12日

  

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