「アウトランダー」輸出用を減産、米国の不振響く

パジェロ製造、2直から1直に

 三菱自動車が、生産子会社パジェロ製造(岐阜県坂祝町)で手がけていた海外向け多目的スポーツ車(SUV)「アウトランダー」の生産を減産したことが分かった。これに伴い操業を2直から1直に変更した。米国などの市場減速に対応する。この結果、2019年度の国内生産について、輸出向けは前期比で減少となるが、国内向けの車種の増産により三菱自の生産台数はほぼ横ばいとなる見通し。生産体制を柔軟に切り替え、安定的な生産規模を確保する。

 北米などに輸出しているアウトランダーは、岡崎製作所(愛知県岡崎市)で生産しているほか、パジェロ製造でも補完生産している。これにより、パジェロ製造の19年度の生産は前年度比2万台減の約7万台となる見通し。

 米国新車販売は買い替え需要の一巡などで減速感が鮮明になっている。三菱自は19年度の北米市場の販売計画を同4000台減の16万9000台と見込んでいる。

 一方、三菱自が5月までに主要取引先に通達した19年度の国内生産は66万1000台と、前年度比で微増となる計画。輸出は減少するが、国内向けの軽自動車を生産する水島製作所(岡山県倉敷市)は19年度に同6万台増の約37万台とする計画で、ほぼフル稼働を見込む。3月に発売した新型軽や19年度末に投入予定の軽背高ワゴンの新車効果で増産を見込んでいるためだ。同社の国内生産能力は計約70万台。

  

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