常浪川の伏流水と新潟の米、とことん原料にこだわる麒麟山酒造

 麒麟山酒造(新潟県阿賀町、斎藤俊太郎社長、0254・92・3511)は、1843年の創業以来、福島県との県境にある阿賀町津川で酒をつくっている。定番酒の「麒麟山 伝統辛口」は、飲み飽きない酒として評判が高い。

 酒の原料である水とコメにとことんこだわっている。水は、蔵のそばを流れる常浪川の伏流水を使う。コメは全量を新潟県産を使用する。そのほとんどは地元・阿賀町産だ。農家と連携して安定して酒を供給するための体制も整えている。「地元の水とコメが良いから、うまい酒が造れる」と斎藤社長は胸を張る。

 3年ほど前、できた酒を貯蔵する新しい蔵を建設した。タンクごとに温度管理ができ、品質のさらなる向上につながっている。

 斎藤社長は県産清酒をPRするイベント「にいがた酒の陣」の実行委員会会長も担当。今後も「どうすれば清酒全体の消費が増えるか知恵を絞りたい」としている。(月曜日に掲載)

【エール/大光銀行津川支店・上坂泉支店長】
 麒麟山酒造の醸し出す酒は地域の水とコメにこだわったものであり、津川地区の背景を含めた発信力がある。まさに地域に根ざした企業であり、事業性評価を通じてさまざまな情報提供などをし、今後の発展をサポートしていきたい。

日刊工業新聞2019年6月3日

  

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