座ったままで歩行感覚味わえる、NTTのVR技術の仕組み
映画館などでの展開を見込む
NTTは30日、椅子に座ったままの状態でも、歩いているような感覚を疑似的に生み出す技術を一般公開した(写真)。足の裏にリズミカルな振動刺激を与えるなどして実現する。仮想現実(VR)ゴーグルによる視覚刺激と組み合わせ、VR空間で歩いたり走ったりする体験を提供できるようになる。映画館やアミューズメント施設での臨場感のある体験や、足の不自由な人のリハビリなどでの用途展開を見込む。
実際に歩く時に生じる振動と同様の刺激を足の裏に与え、それに連動して椅子も振動させることで、疑似的な感覚を生み出す。
これまでのVR技術は視覚の刺激が中心で、移動する感覚の再現には課題が多かったという。
N TTコミュニケーション科学基礎研究所が同日、最新の研究開発成果を発表するイベント「オープンハウス2019」(京都府精華町)で一般公開した。ロボットとの雑談対話や、音を言葉で説明する技術なども含め、30種類の事例を展示した。
実際に歩く時に生じる振動と同様の刺激を足の裏に与え、それに連動して椅子も振動させることで、疑似的な感覚を生み出す。
これまでのVR技術は視覚の刺激が中心で、移動する感覚の再現には課題が多かったという。
N TTコミュニケーション科学基礎研究所が同日、最新の研究開発成果を発表するイベント「オープンハウス2019」(京都府精華町)で一般公開した。ロボットとの雑談対話や、音を言葉で説明する技術なども含め、30種類の事例を展示した。
日刊工業新聞2019年5月30日