日本企業のM&A、昨年度は12兆円に。1000億円を超える大型は18件

過去10年で最高、武田のシャイアー買収で7兆円

 2018年度のM&A(合併・買収)総額が過去10年で最高―。ストライクの調べによると、18年度の日本企業によるM&A件数は830件、取引総額は12兆7069億円となり、09年度以降で過去最高だった。国内外をまたぐクロスボーダー案件が全体の2割以上を占めた。高齢化、人口減少で国内市場の成長が鈍化する中、海外展開を目指す日本企業が積極的にM&Aを行う姿が浮き彫りになった。

 東京証券取引所の適時開示情報を基に集計。金額面では武田薬品工業によるアイルランド製薬大手シャイアーの買収が約7兆円と大きく、1位。そのほかルネサスエレクトロニクスによる米半導体メーカーの買収、日立製作所によるスイスABBの送配電事業買収などが上位となった。1000億円を超える大型M&Aは18件あった。

 ストライクの荒井邦彦社長は「低成長時代の中、事業戦略としてM&Aが定着してきた」と分析。19年度以降も同様の傾向が続くと見ている。

  

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