営業車を地域にシェア、NTT東日本の狙い

2019年内に実証実験

 NTT東日本は年内に、関東地方の自社拠点が保有する営業車を電気自動車(EV)にして、休日に近隣の企業や住民向けのカーシェアリングサービスに活用する実証実験を行う。同サービスの運用システムを用い、自治体や企業が使っていない社用車も含めたカーシェアサービスに発展させ、地域のシェアリングプラットホーム(基盤)に育てる。

 完全子会社のNTTル・パルク(東京都台東区)が手がける駐車場システムのノウハウを生かし、カーシェアリングとして活用する営業車の管理やサービスの運用、サポートなどをインターネット上で行えるプラットホームを構築。近隣の住民や企業、自治体がNTT東の拠点の駐車場に停車している営業車を気軽に利用できるカーシェアサービス「ノッテッテ(仮)」の実証を行う地域を近く選定する。

 商用化後は、NTT東の拠点の近隣企業や自治体が休日で使用しない車両を「ノッテッテ」の運用基盤上でシェアリングできるようにする。規制緩和されれば、運転手のシェアリングサービスも展開する計画だ。

 NTT東は電話や光回線の企業から地域の社会課題を解決する情報通信技術(ICT)ソリューション企業への変革を打ち出している。同社の社用車は工事用も含めて約8000台あるが、「平均稼働率は50%程度」(井上福造社長)。社員が使っていない社用車の有効利用で地域社会の活性化に貢献する。

日刊工業新聞2019年5月24日

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。